製造から出荷まで
歴史ある庄内麸ですが、昔ながらの製法はそのままに、衛生管理を徹底したラインにより高品質な製品を製造しています。
庄内麸ができるまでの工程をご紹介いたします。
倉庫
原料の小麦粉の粉末を貯蔵。
奥の冷凍庫に原料のグルテンを貯蔵、グルテンは
冷凍のままで入荷されます。
練り工程
原料の小麦粉とグルテンを練りこんで麸の元を精製。
作る麸の種類や、気温・湿度などの条件などによって、
原料の配合を変えます。
小麦粉とグルテンの配合は湿度や気温で異なり、
麸のおいしさを引き出すためにはもっとも重要。
成形
再度練り合わせて、職人の手によって長いひも状の形に成形します。
圧延の工程でちょうど良い形になるよう、職人の手加減によって仕上げられます。
専用圧延装置によって平らな形に成形され、棒状に巻き上げられていきます。
-
流水の中で長いひも状に成形するのは手作業、
ここでデンプン質が溶け出してくるので水が白く濁る。 -
一定の幅に成形された生地を棒状に巻く際の角度が重要で、棒状に巻き上げたときの重なりや焼き上がりに影響する。
焼き
棒状に巻き上げられた麸は、焼き工程で直火で焼きます。
表面に焼き色がついて焼きあがった筒状の麸は、30pほどの長さにカットされ、
焼きあがった状態を確認し、品質をパスしたものはベルトコンベアで運ばれながら乾燥します。
-
直火で焼くことが、香ばしい庄内麸の特徴。
風味だけでなく、調理の際も煮崩れしにくく使いやすい麸ができあがる。 -
焼きあがったものを1つ1つ人手によって丹念にチェック。品質を満たしているものだけを次の工程に送る。
加工
乾燥された麸に蒸気が吹きかけて柔らかくしプレス、平にして板麸の状態に加工します。
状態を確認し、割れなどが生じたものは除外し、再び、ベルトコンベアで移動しながら乾燥させます。
-
品質チェックにより良品のものに蒸気が吹きかけられ、柔らかくした麸をプレス。
-
板状になった麸の両端をカットして長さを揃える。
カット
乾燥された麸を細かくカット、不適合のものを人の目でチェックして除外します。
磁石やX線の装置を通して不純物検査を実施し、合格したものは製品として完成です。
-
乾燥し細かくカットされた麸を焦げが無いか、
崩れていないかを再び職人の目でチェック、
再び乾燥させ「刻み麸」となる。 -
X線による不純物検査など、数回のチェックと
乾燥を重ね「麸」が出来上がる。
パック
商品ごとにパッケージに封入、箱詰めして出荷します。
-
専用のパッケージに封入。
ここまで全行程衛生面の管理を徹底している。 -
軽い庄内麸でも、1日に約1トンほどを出荷する。
- こだわりの庄内麸
- 庄内麸ができるまで